About “Sandblasting” art

サンドブラストガラス工芸とは、

サンドブラストは圧縮した空気を使って、細かな砂をガラスなどの表面に吹きつけ、
削ることで絵柄をだす技法です。

削り出したガラス表面は、細かな砂粒があたり”すりガラス”の状態になります。
彫りだしたい絵柄やモチーフはマスキングすることによって
砂のかかるところ(けずる)と、かからないところ(のこす)を作りだして制作します。
圧力の強弱や砂の多少、吹き付ける角度や時間の長さ、
表面との距離などを確認しながら丁寧に彫りを進めています。

さび落としなどにサンドブラスト(ショットブラスト)が発明され、ガラス工芸に活用されたのは比較的近年です(1880年代~)
サンドブラスト加工は機材があれば誰でも簡単にできます。
しかし工芸と称されるような、高度なサンドブラスト技法を使って製作しているところは限られています。以前は多くのお教室があり、工芸的なやり方も広まったようですが、現在は深彫りや段彫りなどの技法を使っているところは少なくなってきていると聞いています。

 

= 一般的な技法と彫刻的な表現の違い =
簡単な図案でご説明すると、例えばこちらのちょうちょ。
同じ型紙なのですが、雰囲気がだいぶ違います。

サンドブラスト体験や市販品などでは、
このように↓「単彫り」とよばれるサンドブラストのみ目にすることが多いです。

Normal sandblasting works:
量産や、サンドブラスト体験などはこのタイプが多い。
当工房では、単彫りだけの商品は作らず、
段彫りやぼかしをの技術を必ず使い、オリジナルの作品づくりを心がけています。
My sandblasting works:


桜の例(絵柄は左右同じ型を使用しています。)↓
left:Myworks         /     Right:Normal sandblasting

透明なガラス部分を残すと、
透けて見えます。
反対面の加工を透かして見せる
デザインもお気に入りです。

 ~素材について~

江戸硝子★色のあるガラス★
ペイントではなく、2層の硝子でできている「被(き)せガラス」というものの表面を削って絵柄を出しています。
←こうした切子などで使われる生地は、色のガラスで一度形を作り、その中に異色のガラス(透明)を吹き込んで制作する型吹きで制作されたものが多いです。「ガラスそのもの」の色味なので、永遠に色あせることなくお楽しみいただけるのが安心です。

例:被せ硝子(外青&内白)
The layered glass (color out, clear inside)

主に「江戸切子」で使われている国産の「江戸硝子」を使用しています。
今でも昔の手法で、職人さんの手によって一つ一つ都内で制作されています。
「江戸硝子」自体も東京都の伝統工芸品に指定されているものです。
都内で制作されている窯元さんも激減しているということで、
なかなか素材も手に入れにくくなっており希少価値の高い素材です。
1個1個、色の濃さや厚み等も違い、同じモチーフでも全く同じにはなりません。
その色味や厚みにあわせてデザインの大きさや配置を変えて作っています。
もちろん江戸硝子以外のものもあります。
国内のガラス製造工房さん応援の気持ちをこめて、
基本的には「日本で作られたもの」を選んで使用しています。
(微力すぎですが…気持ちだけは…)

参考動画→】https://www.youtube.com/watch?v=QGUVkUD1aXI
(注意:当工房の様子ではありません)
※This movie is “NOT” MY works  but I use some of these beautiful glassware
「江戸硝子」を制作されている窯元さんの動画です。
こちらの「被せ硝子」を使用して製作制作した作品もあります。
厚みも均一で彫りやすいです。

 


★もちろん、市販されているガラス製品にも加工できます。

透明なグラスの場合も、単彫りだけでなく様々な技法を使ってつくります。

同じ形の金魚ですが、素材にあわせて表現の違いを↓使い分けています。



柔らかくぼかし入れる技では、薄いグラスにも絵柄を入れられます。


 

 

 

 

 


 

 

 

厚みのあるガラス(厚板ガラスなど)は、深めに彫り入れたりして制作します。重なりや奥行き、立体感をお楽しみいただけると思います。

 

 

 

 

 

※市販生地もガラスの形(美しいかどうか)や、使いごこち(厚みや割れにくさなど)、機能(食洗器OKなど)にこだわったものを厳選して使用してつくっています。


★★当工房での制作風景をYoutubeに動画UPしました★★
よろしければご覧ください。

※被せ(きせ)ガラスの彫り方です。
~oiwai おちょこグラス 制作風景~ glass sake cups ”sakura & ribon”
https://www.youtube.com/watch?v=ya_99nNU92c

(動画だと様子がわかりやすいですね。)


↓作り方の紹介


①ガラスの素材と図柄案、絵の大きさを決定します。
②専用シート等(マスキング)に写します。
Making masks ③転写した線を手でカットします。
hand or machine cutting ※文字や飾り枠、細かなモチーフ、再現性の必要なモチーフなどは 機械で正確にカットする場合もあります。
④先に削る部分をはがして、ブラスト機の中へ ※ぼかし具合は、削られる様子を確認しながら、 丁寧に砂をかけていきます
sandblasting in the box   重なりの部分は、一枚削っては、はがしてまた一枚削り…と、 細かな作業によって表現しています。
(I use special sandblasting method to make gradations,
for making gradation , overlapping

仕上げのハイライトやぼかしを入れて柔らかな仕上がりにします。














[左]モチーフの周りを削り落とします。
(通常のサンドブラスト製品は
この工程で終わることが多い。)

私は周りのブラスト部分と
透明のキラキラ部分との差異が
気になるので、
[中央]のように、
まわりとやわらかくなじませます。

[右]花(実)の部分の丸いところだけ、
ピンポイントでぼかし&ハイライトを
いれて色をおとし、ナチュラルに仕上げます。
削り落とす厚さはごく薄く、ミリ以下になります。

 

⑤仕上げに,砂の荒さを変えてけずり、さらに研磨シートを数段階つかって、
ひとつひとつ丁寧に磨きをかけ、肌ざわりよく仕上げます。 (※薬品を使用する酸洗いは行っておりません。すべて手磨き仕上げです。)
polishing by hand, Never use chemicals for your health
素敵な贈り物になるように、ラッピングにもひと工夫してお送りしています。
お誕生日のお祝いや、還暦、退職祝、開店お祝いなどご用途を教えていただければ、
それに合うような包装をさせていただいています。

Special gift wrapping

 

 

 

 



【プロフィール】
サンドブラストガラス工芸家
せきねさおり(Saori Sekine)
ガラス工房SAORI
( ハンドメイドショップ名 : glass.saori )
【略歴】
2004年
会社勤めの傍ら、彫刻ガラスの第一人者グラスワタベ(渡部氏、齋藤氏)に師事。
サンドブラストを学ぶ。
 ↑サンドブラスト技術のステップアップを望まれる方は、
江東区にあるこちらの工房でのレッスンおすすめします。
技術力UPを目指すプロの方々も全国から通われています。
2011年
子育てと仕事の両立を考え、自営を決意。
機材をそろえ、自宅にて活動開始
※尊敬する商売の達人(亡き祖父)から「ガラス工房SAORI」を命名して頂く。
–自由が丘ガーデン、恋猫、代官山キャットクリックさんに委託開始
2012年
–AGA-T(福岡Hilton内)出品、MA-by soshite出品
2013年 
–ギャラリーあくとれす個展
–クリーマ、ミンネ、イイチにてネット販売開始
、ネコランド、マルルゾロさんに出品
≪出産のため一時休止≫
2015年
–マーチエキュート(神田万世橋)、新潟伊勢丹ISETANに出品
≪出産のため一時休止≫
2016年 一部活動再開。
前ホームページが乗っ取りに合い、–よくわからないまま泣く泣く手放しました。
(HP提供=OLIVE PLANさん。ごめんなさい)

2017年
ポスター写真

 

 

–HMJハンドメイドインジャパンフェス参加
(オレンジの金魚グラス、パンフレットの表紙に作品掲載していただきました(^^)/嬉しい)

 

 

(株)匠創生主催 CRAFTERIA(クラフテリア)出品
2018年 
–日本橋三越 未来の巨匠による桜展 出展
303D8C6D-C63C-4683-BE53-0E0EDFECF7E9

(ポスター写真に起用していただきました。桜のロックグラス)






–銀座アートギャラリーのばな にてグループ展 
2019年
青樹社にて貴島氏に師事(吹きガラス生地制作)
—漆塗師ふじい氏と出会う
渋谷 ヒカリエ出品、台湾販売[華山1914文創園区]
2020年 
銀座アートギャラリーのばな にてグループ展
璃房ステンドグラス教室lesson開始


東京都出身。長野県佐久穂町でも8年ほど暮らす。
上智大学卒。都内在住。3児の母=てんやわんやの毎日。


【新聞・雑誌等掲載歴】
・NEKO-Mon ・素材のちから ・グラスウェアタイムズ ・COSMIK MOOK ねこChannel
【日本サンドブラスト工芸協会 会員】

 

Katomaki'ssaori-face