金魚のガラス gold fish glasses

金魚は、古来中国から伝わり、江戸時代前期までは庶民に手が出ないほど高価な贅沢品であり、「金」魚と名付けられたとか…。
富貴繁栄のご利益が担がれたとされています。

また、中国では、金魚は金が有り余ることを意味する「金余」に通じると金運上昇の祈りが込められたとされ、中国でも人気のモチーフです。

 ひらひらとしたひれの部分を削り落とし、頭部も丸みを持たせて表現するのが好きです。琉金のようなシルエットの金魚がお気に入りでよく使っています。リアル過ぎないイラストみたいな感じで、グラスとして使っていてもかわいらしいと思います。
 グラス自体も手作りのものなので、中には泡が入っているものもよくあります。(溶けたガラスを巻き取るときに入ってしまうことが多いです。)
私は、そんなグラスはこうした金魚や魚など水中のモチーフに使い、魚の口元に泡が来るように配置し、ぷくぷくと水玉を出しているような雰囲気でしあげています。本来なら大きなアワはNG扱いされることもあるのですが、モチーフ次第で、後から入れたくても入れることのできない、一期一会の素材に生まれ変わります。彫る前のガラス生地も1点1点職人さんが作ったものです。彫る前の素材を眺めながら、何をどこに彫ろうか考えている時間も大切にしています。

現在BASEのショッピングサイトで掲載している金魚モチーフの器はこちら。
(タンブラーや、花瓶など、ガラス生地を変えて彫ることも可能です。)

注:金魚紋様に関して≪参考文献≫ 日本の文様解剖図鑑 [ 筧菜奈子 ]